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◇富山県小学生連盟

会長の部屋

ちょっといい話

 先日行われた県大会の閉会式で、審判委員長からグリーンカードの紹介がありました。県大会に出てくるチームの選手は、バレーだけではなく、マナー面でもすばらしい子供たちだとあらためて感じました。そんな気持ちよい気分でいると、ある方から、さらに気持ちよくなる話を聞きました。

富山市内のあるチームの話です。県大会の前日、そのチームの監督の奥さんがスーパーで買い物をしていると、指導している選手のおばあさんにバッタリと会ったそうです。そのおばあさんが言いました。「うちの孫が近くの神社にお参りに行ったんですよ。」と。奥さんは、勝利を願って神社にお参りに行ったと思ったのですが、そのおばあさんは、「いいえ、違うんです。うちの孫は、『監督に1勝をプレゼントできますように』とお願いしたそうです。」と言われました。奥さんは、うれしくて涙があふれてきたそうです。早速、奥さんは、監督さんに電話したそうですが、涙声でうまく伝わらなかったようです。残念ながらそのチームは、初戦敗退し、監督に1勝をプレゼントすることはできませんでしたが、監督さんにとって勝利よりももっともっと大きなプレゼントをもらったと思います。

選手は一人でバレーはできません。チームメイトがいて、指導者がいて、応援してくれるたくさんの人がいて、初めてバレーができているのです。監督に1勝をプレゼントしたいと思ったこの選手は、このことをしっかりと理解しているのだと思います。これぞ、スポーツです。

以上、ちょっといい話でした。
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